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2010年1月 1日 (金)

猫が小判っ

ウチには兄弟の猫が住んでおります。

あと3ヶ月で11歳になります。

『まねき』と『あんこ』という名であります。

 「まねき」の方は、細面のハンサムくんです。

祖母のシャム猫の血を濃く引いたのか、キジトラ猫のくせに神経質。

痩せの大食いです。

代謝がよすぎるようで、どれだけ食べても太りません。

ドライタイプの餌が好物。カリカリと好い音を響かせて食します。

彼はシッポの先がカギ型に折れています。

そのシッポが幸運を引っ掛けるだろうと、「まねき」、と名付けました。

 

 「あんこ」の方は、のんびり屋です。慣れない客人が来ても

大概抱かれて不覚にもゴロゴロしてしまう猫です。

彼の方は、柔らかい猫缶が好み。
 
乾燥キャットフードも食べますが、猫なのに「犬食い」で、噛まずに飲んでしまいます。



ほんの先日のことでした。



深夜、静寂の中・・・・・・・・・・、

乾燥フードを食す彼を視界の脇に置きながら、

わたくし書き物をしておりました・・・・・。

して……………っ、?!

ふと…ある重大な事実に気づいたのです。



まさかっ、どっ、ウッ?

えええええええ!!!????????

     



じっ、実に、実に驚愕せざるを得ませなんだ、のであります。



もぐもぐ食べるあんこの口元から

『カリカリッ』という、あの心地よい音が、

「まったく!……まったく!!聞こえて来ない事実」

を知った瞬間でした。



彼はどうやら、『丸呑み食い』をする猫であったのです。

「猫の居るウチの風物詩」的・・・

いかにも「猫生活的あの音」を、彼は発しない・・・・。



それはある意味「わたくしそのもの」でした。

噛まずに丸呑み・・・。

太るはずです。

「戌年の、犬食い、中年太り」なわたくしに生き写しの彼…。



11年も共に生活してきて、初めて知る事実でした。



ふだん、、家人たちの生活音や、相棒ネコの「まねき」のカリカリ音に紛れて

知られることのなかった、彼の実態のひとつなのでした。



しかし「あんこ」の方はけっして大食漢ではありません。

ドライフードは自らすすんで食べないくせに、

大食い「まねき」を差し置いて、よく太っております・・・・・・・。
         



 本日は、そんな「あんこ」の、実にめでたいエピソードをひとつ……。

・・・・・・・・もう何年前のことになりましょうか。

定かではありませんが、

今の住まいに引っ越して1~2年目の頃のはずですから・・・。

おそらく8年から9年は昔のことです。



ある日の午後でした。

その日は仕事も無く、テレビでごろ寝、をしておりました。

階段の方から音が聞こえて参ります。

ガリガリ、ききィ、ごそごそカリカリ…。

まだ若い、ムキムキお兄さんの「あんこ」が、

いつものようにチカラにモノ云わせて引き戸に爪を引っ掛け格闘しているのです。

彼は居間に入りたいのであります。

引き戸の取っ手側には、縦長のガラスがはめ込まれておりまして、

開けようとして踏ん張る彼の肉体が、

擬人化された影絵のように動き、

まるで「お伽話」の動物くんで、素敵です。

手を貸さずに見ているのが、わたくし好きなのです。

いつもなら、ついに開けた「あんこ」が、

虎のごとく肩を怒らせ颯爽と入ると、

非力な「まねき」が後に続き、ちょろちょろと入場です。



 ところがその日は違いました・・・・・・・・。

戸を開けた「あんこ」は何か口に咥えていたのです。

ネコさんにとって、引き戸を開けるのは重労働であることでしょう。

後ろ足で踏ん張って、上半身の筋肉もりもりにして、

ほんとうに人間みたいに、ムキッ!っと両前足でこじ開ける。

毎回感動です。



 しかもしかも!

しつこいですが、その日の彼は『口に何かを咥えていた』。

こういう場合・・・。

ネコを飼っておられる諸兄弟姉妹方には、お判りなはず。

そう、彼は、わたくしに「何かを見せに来た」のです。



案の定、彼はわたくし目指し、まっすぐに歩み来ると、

「手を出せよおっさん」

と云う目。



答えて差し伸べたわたくしの手のひらに彼は、

『何やら金色に輝くもの』をポトリと落としました。



それは…

『小さな小さな小判』でありました。



こりゃ    びっくり。

   w(゜0゜)w

何やら観音さまと猫の絵が描いてあり、裏を見ましたら、

さらに びっくり!!!!



『まねき観世音 豪徳寺』!!!!!!

とあるではないですかっ!

「おお、 おおおおおお!!!!!!! 」

Photo_2

 それは・・・・・、前年のお正月、豪徳寺で求めた「招福小判」!

久しく行方不明になっていたものだったのです。



「あんこ」に貰った小判を、今度はわたくしが咥え、

彼の両脇に手を差し入れ抱き上げると、

「おぼっちゃまくんと、そのお父ちゃま」よろしく

むにむにむにむに!と、

猫マーキング頬擦りを、互いにしつこく「ヤリ合う」2人でした。



こいつぁ~縁起がいいねえと、

その日は一日気分がよござんした。





 豪徳寺は、『招き猫寺』として有名であります。

わたくし的には、このエピソード・・・・・・、



咥えて持ってきたのが「あんこ」で、

その小判に「まねき」の、『ひらがなの文字』がありましたところが、

実に完成度の高い偶然…いえいえ、

これを偶然と云ってしまっては、

プリミチブな感性を大切にする人

(←原始的直感を持てる人、

あるいは『おかげさんの気持ち』を大切にする人

=ぷりみ恥部な感性を持つ人々)

であるはずのわたくしの面目が立ちませぬ。



いや、まさに作り話のような、

ほんとうにあった吉祥エピソードでございました。



そのうち、さらに奇っ怪な、

ビリケンさんの実話をアップいたしますのでお楽しみにっ。

  


                  2010年 1月 1日




                     花田光こと伯林青 拝

 PS:知人曰く。

『こうした「ちょっといいエピソード」って

実は我々…すーっぐに忘れてしまうんですよねえ…。

事故に遭ったりとか不吉な事件が伴うと強烈に印象に残るのに、

人間って変ですよねえ?

ヒトの噂も、どーゆーわけか悪い方がよく広まる。』



 みなさまっ、

そーなんですよ、

わたくしの小判も、ほどなく行方不明に……。

そして後日、

何かいいことがあったのかどうか

実は定かではございません。



しかあし!!!!

そこはフォークロアーなわたくし花田っ、

先日その小判、ちゃーんと再発見いたしまして、

早速、秘密の?お守り袋に入れてあるのです。



そおです…。再発見たあ

そりゃめでたい。



よいことは、

これから起こるに決まっているではありませんかっ。



みなさん、ご一緒に愛でましょう。

こうした吉祥。

そして思い出したら、

わたくしに教えて下さいませ。     



・・・・・・・・では、おやすみなさいませ。

どうぞ今夜も好い夢を。

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コメント

はじめまして!!
いつも花田さんを応援してます

猫ちゃんが小判をくわえて来るなんて…
かなり見てみたいです(*´∀`)

別のものをくわえて持ってきてどや顔をした猫ちゃんなら見ましたよ
褒めてくれと言わんばかりに擦り寄ってきました(笑)

猫ちゃんゎ可愛いですね

投稿: 桃子 | 2010年1月 3日 (日) 15時27分

あけましておめでとうございます!花田さんのブログが更新されるの楽しみに待ってました。
猫が無くしたもの(しかも小判)を見つけてくれるなんて、素敵ですね。鍵尻尾猫は実際に見たこと無いです!マネキちゃんの福を招く尻尾見てみたいです。
最後に今年が花田さんにとって素敵な1年でありますように…

投稿: 春雨サラダ | 2010年1月 3日 (日) 11時23分

明けましておめでとうございますm(_ _)m

こんばんは
夜分にすみませんm(_ _)m

ブログ更新、お待ち申し上げておりましたヽ(´▽`)/

猫さん好きとしましては、かなりほのぼの、何とも、とろぉ~んとしてしまうお話でした(*゚ー゚*)

それにしても、気持ちの良い偶然ですね(*^-^)

知人の方が仰られましたように、ちょっとした事はなかなか覚えていないのが現実です(ノ_-。)

いつもと違うところに目を向ければ、良い事って案外たやすく見つかるものかもしれませんね(*^-^)

花田さんにフォークロアーなお話を提供致すべく、視野を広げたいと思います(*^-^)

投稿: 理恵 | 2010年1月 2日 (土) 23時49分

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