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2010年2月10日 (水)

『ちょっといい御神籤(おみくじ)のお話』・・・みちりさんの体験に寄せて

こんばんは、花田光です。

  「みちりさん」から、神社関係のエピソードをいただきましたので

ご紹介させていただきます。



 以下です・・・・・・。

【えー、不思議な話、ということですが、私の体験をお話します。
7~8年前の事です。
節分の日に友人から「神社の豆まきに行こう」と誘われ行きました。
豆まきが終わってから、
その時ちょうど無職で職探しをしていた私は
「もう、神頼みでもいいからやっとけ!」
という気持ちで、お賽銭を投げて柏手を打って
「どうか仕事がみつかりますように」
とお願いしました。
その後、ハローワークの求人票で見つけた会社に面接に行き、
その職種の経験が無いにも関わらず採用されてしまいました。
入社日は2月17日。
節分でお参りをしてから二週間しか経ってないのに!
入社から5ヶ月ほどたった頃、
社長から役員から末端の社員にいたるまで、
動ける社員はすべて神社に行ってお祓いをうけて、
安全と社運の向上を願う行事を毎年やると知りました。
それで、その行事を行う神社というのが、
あの豆まきの時にお願いした神社だったんです。
偶然なのかもしれませんが、びっくりしました。
そして年明けの仕事始めの日にもその神社に社員総出で出向いて、
同じようにお祈りとお祓いをする行事がありました。
それから、そこの宮司さんに本社まで来ていただいて、
社屋前に作られた慰霊碑にお祈りを捧げるという行事もありました。
(建設業なので死亡につながる事故が多いのです)。
友達に誘われて行っただけの神社と、
こんなに深く関わることになるとは思いませんでした。
入社してしばらくしてから、帰り際にその神社に行って
「ありがとうございました」
とお礼を念じてきました。
余談になりますがそれから数年後、私は体を壊して休職してしまい、
一年ごとの契約社員として採用されてたのですがちょうど休職中に契約の期限日がきてしまい、契約更改はしない、ということで退職になりました。
その二ヵ月後、会社は倒産してしまいました。
もしかしたらあの神様が私だけ先に逃がしてくれたのかな、
とか思ったりして…いや、それはないですよねー
長くなりましたが、以上、私の不思議な偶然の体験でした。】

        ☆☆☆☆
   
 みちりさん、 
「神社さんとの縁」というのも、不思議なものですよねえ。
 何か御縁があったからこそ、その会社にお世話になったのでしょう。
そして、会社との別れも突然で、なんだか興味深いです。
 それから、みちりさんはそこに導かれて行き、
その恩恵に与ったようですが、神社にも相性というものがあって、
人に紹介されたからって、合うとは限らないみたいですよ?
後述する「豊川稲荷」を友人に勧めたところ、
彼が詣でると、車が「えんこ」するは、
買い求めたものは破損するは、
どうにも嫌われているようだと愚痴っておりました。
人間とおんなじで、相性なのですかねえ?
敏感な人は、そういうこと、感じるみたいですね?
わたくしも然りです。
 とても面白く読ませていただきました。
  みちりさん、ありがとうございます。

 そしてですね・・・・・、
なるほどお! と納得いたしました。

今年の初詣の時の「わたくしの大きな疑問」が
解けた気がするのです。
 みちりさんの勤めていた会社、
その神社さんにとっては大切な「お得意様」だったはずです。
『そういう会社がですね? この大不況で、
猛烈な数!日本全国で潰れているのではないでしょうか?!』

 わたくし今年、いえ、実は昨年から首を傾げているのです。
「毎年行きつけの神社」の、「お札やお守りの値上がり具合」にです。
今年は凄いっ。凄すぎます。尋常ではありません。
毎年通う有名な神社のお守りですが、今年は1200円でした。
昨年は800円で、あれ?っと、首を傾げたのです。
……たしかその前年までは、5~600円くらいだった気がしたものですから。
『今年は昨年の50%アップ! 1200円!!ですよ?!!!』
 おそらく、その神社、そうまでせねばならぬほど、
「御祓い」やら「御祈祷」などの、お得意さんの会社群が、
ひょっとして潰れて「無くなってしまい」困っているのかもしれませんね。
会社がいくつも無くなってしまったら、神社の収益は激減でしょうからねえ。
 そこまで、今回の不況は深刻なのかもしれません・・・・・・・・。(汗)

 まあ、ネガティブな話題は、わたくし不本意でございます。
「神社がらみの明るいお話」をひとつ、いたしましょう。

 わたくしが…30歳に手が届く頃の話です。
 当時花田は、一度役者を諦めて田舎に帰っておりました。

 東京での生活は健康管理がなっていなかったのです。
自分の肉体が出していた危険信号には目もくれず
「日払いの肉体労働」に勤しんでおりました(笑)
(←「揚重(ようじゅう)業」というアルバイトです。
建設中のビルに石膏ボードを搬入する仕事。
当時は、ひと現場8000円はもらえたと記憶しています。
1件2時間くらいで終わります。
2時間死ぬ思いをすれば1日食えるのです。
「マワリ」といって2件出来る日もありました。
日払いで16000円たあ今思えば美味しいバイトです。)
 そしてごくたまに、テレビや映画の「ちょい役」が入ると、
一応「役者気分」を味わうという、そんな情けない日々でした。
 ある日、刑事ドラマの犯人役の仕事
(←と云っても、番組の最後に走って逃げて捕まるだけの、
どうでもいい役でしたが。)
の最中(さなか)、遂に倒れてしまいます。

 仕事に穴を開け、
尻尾を巻いて田舎に引っ込みます。
「帰る場所」があっただけ幸運というものです、まったく。
 いわゆる『放蕩息子の帰還』というやつです・・・。

 東京で車の免許を「仮免」まで取っていたので、
田舎で路上試験を受け、免許を取得。
最後のギャラで中古車を買い、あちこち走りました。
これからお話しするのは、その当時の体験です・・・・。
 
 わたくしは豊川稲荷と弁財天関係に何故か縁が深いのですが,
云わばその「馴れ初め」?みたいなエピソードです。

 免許を取り、車を持ち、
行こうと思えば何時であろうと
行きたい場所へ向かえるというのは、
当時のわたくしには革命的で、大きな救いでした。
思いつくまま車であちこち出かけました。

 昔、霊的能力に長けた友人に、
「花田さんはお稲荷さんに縁が深い」
と云われたのを思い出したからなのかどうか、
はっきりとはわかりません。
とにかく高速を使い、
『豊川稲荷』に向かいました。
もちろん赤坂の「東京別院」ではなく、
「愛知県の本家本元」の方です。
当時はほんとうにもう夢も希望も何も無く、
『今後何を「生業」(なりわい)として行くか』で真剣に悩んでいました。
そして、何やら霊験あらたかそうな匂いを感じ取ったわたくし、
念を込めて、「おみくじ」を引いてみました。
 すると出たのが、
吉か小吉か末吉か…までは覚えておりませぬ。
でも暗示の翻訳文にハッとします。

『今の道をやめよと云うにはあらず。…』

という言葉で始まるものでした。
「やめろと云っているのではない。今は休めと云っているのだ。諦めることはない。」
そういう内容の御託宣だったのです。
 当時もう「全く打ちひしがれていた」わたくしは、
まあ、慰めくらいに受けとめました。
役者に戻ろうなどと思える状況では、さらさらなかったのです。
ただ、『今の道をやめよと云うにはあらず。』という、
何とも「断定的な表現」、
「今の道」、という端的な言葉、
妙に強烈に心に響きました。
「何をおっしゃるうさぎさん!
負けて帰ってきた犬をからかわないで下さいよっ。」
と苦笑しつつも…少し、嬉しかったのです。

 そして何ヶ月か経ちます・・・・。

 金沢の方に父と2人、車で出かけました。
途中、琵琶湖の竹生島(ちくぶしま)に寄ります。
『うたい』を嗜む父が、能の舞台である、その琵琶湖に浮かぶ島に興味を持ったのかもしれません。
   (うたい→謡。能楽の詞章に節をつけてうたうこと。「類語大辞典・講談社より」)

 そうです、竹生島に確か弁才天さまがありました。
そこでおみくじを引きます。
そしてびっくり。

『今の道をあきらめよと云うにはあらず。……』

 まったく同じおみくじを引いたのです。
この偶然の一致、今思うとかなりのものです。
『文面がまったく同じ』だったのですから。
 その時は、さすがに希望を持ち始めましたね、かすかですが。
心で泣きました。
自分の親不孝や、失敗を、ほんとうに悔いていましたから。
何かの『守護』を、『示唆』を、感じずにはいられませんでした。
驚きました。ほんとうに不思議だったんです。

 実は…それから1~2年後に、なんとわたくし再上京してしまいます。
しかも所持金1万円で。
 初日は友人のアパートに泊り、
翌日には丸井で15万円借りてボロ四畳半生活が始まりました。
 『不肖の馬鹿息子…再びっ。』、です・・・・・・・。

 それからずっと後年のことです。

 再び豊川稲荷に参じることが出来た折、 
早朝にもかかわらずおみくじ売り場?が開いていたので、
これは千載一遇のチャンスとばかり、
売り場の管理をしているおばさんに理由を話し、
百種類あるおみくじを全部見せて欲しい、
果たしてどれだったのか確認したいのですと、
お願いしてみたことがあります。
あの文面を是非とも発見したかったのです。

 おばちゃんは…、わたくしを優しくたしなめます。

 おみくじというものは神聖なものです。
そんなふうに確認するべきものではないと思いますよ?
そのみくじが あなたのその後の人生の希望になったのなら素敵な話です。
素晴らしいではありませんか。なにも調べることはないでのではありませんか?
 
 わたくしはうなずき、続けます。

 豊川稲荷のおみくじは凄い。
ちゃんと凶や大凶があり、実にエキセントリックで、
ショッキングなメッセージに溢れており、
妙に説得力があるのです。
なんともセクスウィーーットなのです!(←ちなみにセクシーとスイートを合体させた造語)
世に、『豊川稲荷のおみくじファン』は多いのではないでしょうか?

 それを聞いたおばちゃん、目を輝かせて話してくれました・・・・・・。
 
 そおなんですよ。
実はね?このおみくじ頒布所、昔一度閉じたことがあるんですよ。
なんでも…悪いのが出て、何かあったらしくてねえ…。
こんなおみくじはいかん!と、しばらく閉鎖してたんですよ。
でもね?あなたの云うように、
再開してくれという声が多くてね、またこうしてやっているんですよ。
 あっ、そうそう、ここにはねえ、
ある水商売の女の方がね、毎年初詣に見えるんです。
でその人はね?必ずおみくじを引くの。
でね?3年連続で凶を引いてるんですよ。
でもよ?信心深いその人は
引き直すこともしないで、
ありがたいありがたいって、
ちゃんとそのみくじの指示に従って生活しているって云ってましたよ。
偉いでしょう?

 わたくし思いました。
偉いかどうかはともかく、
そうして庶民に深く愛される豊川稲荷は、
実に素敵だと。
 たかがおみくじと、ないがしろには決してしない、
『いち庶民の素朴なこころ』、
『おかげさんの気持ち』、を感じさせる、
実にいい話だなあ と、わたくし感じ入ったものです。

 この時、あのみくじを調べることが出来なかったわたくし……、
おみくじ関係の本や、各地の神社のみくじを引いたりして、
自分なりに研究してみました。
『今の道をやめよとい云うにはあらず。』の文面には会えずじまいですが、分ってきたことがあります。
おみくじというものが、意外に早く『更新?』されるもの、
のようだということと、またその種類が、思いのほか多そうだということです。
神社により、かなり違うようなのです。
(仮に、あの時おばさんが全てのおみくじを見せてくれたとしても、
同じものを発見できたかどうか…と推察されます。)
 ですから、あの当時の「シンクロ二シティ」は相当な確率だったわけです。
当時の豊川稲荷と竹生島の弁財天さまが偶然同じ種類のおみくじを使用していて
数ヶ月内に、それぞれの場所で、わたくし同じ番号を引いたのです。
やはり、なかなかですなっ。

 ついでですが、
豊川稲荷は何故かほんとうに御縁が深くてですね…、
4年ほど前に、自分の意志で所属事務所を移籍したのですが、
入りたかったその事務所の所在地が
六本木か乃木坂だとばかり思っていました。
しかしいざ訪ねてみると、
知らぬ間に引越ししておりました。
赤坂の豊川稲荷のすぐ近くにです。
それを知った時、わたくし かなり驚きました。
「これは御縁があるわいね」と。
めでたしめでたし……っと。

 今回は、おみくじのフォークロアーでした。

 神仏というものは、信ずる者には、何らかのメッセージをくれる気がいたします。

 昔、霊能力溢れる友人が云っていました。

「神仏も人間と同じだよ?
挨拶やお礼の気持ちが大切なんだよね。
まごころは伝わるんだよ。
だからこそ、
誤解されないように、
注意しないとね。」

 ・・・・・・いやあ、これは  実に深い言葉です。

 長くお付き合いいただきまして
ありがとうございます。
 どうぞ今夜も、あなたが好い夢をご覧になれますように・・・。
 おやすみなさいませ。

     2010年 2月10日

         花田光こと伯林青 拝 

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コメント

ブログ楽しみに読ませていただいています!

みちりさんや花田さんの不思議なご縁のお話いちいち驚嘆してしまいました

今の花田さんがあるのも そのおみくじからご神託を受け頑張ったからなのですね


私も一応フォークロアーな事がないか考えたんですが 皆無でした(笑)

小学生まで同じ夢を見続けたっていうのは入りませんよね(どっちかというと悪夢でした)


では これからもフォークロアー部員として応援していますp(^-^)q

投稿: ロマンチカ | 2010年2月16日 (火) 21時42分

なにか とても 偶然とは 言い難い 不思議なちからが 働いて、 光さんの 人生に PATH を 引いてくれたんですね。 そういうことって ありますね。偶然を ただ 偶然と思うか、それとも なにか 大きな力が 自分を 導こうとしているのか。光さんの ブログ、 楽しみにしています。 FROM OREGON, USA

投稿: MIKA | 2010年2月12日 (金) 17時08分

「今の道をやめよと云うにはあらず」が二度出たことに感謝です。お稲荷さんと弁天さまに、感謝です。
そのおみくじがなかったら、今こうして声優としての花田さんの声をお聞きすることもできなかったわけですよね。
神様に、感謝と畏敬の念を忘れないように、と改めて思いました。
しかし、不況の波は厳しいですねぇ…

投稿: みちり | 2010年2月11日 (木) 19時28分

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